鮮度保持剤
エチレン除去剤 主成分は色々ある
過マンガン酸カリウム エチレンコントロール
活性炭+臭素添着 クリスパー(大江化学)
鉄・金属 グリーンキーパー(e-Fresh)
活性炭∔ニッケルパラジウム エチトール
臭素酸カリウム
その他 エチレン除去剤は活性炭だけではだめで、除湿剤が
プラスされる。パラジウム系は効果高い。合成ゼオ
ライトも効果あり。臭素処理剤も効果あり。
蓄冷剤 高分子ポリマー 氷温シート・エバクール
デンプン
被膜剤 天然ロウ 青果物の表面に被膜を作り
モルホリン脂肪酸 水分・ガスの発散抑制
天然多糖類
その他
鮮度保持剤の添付だけでなく、外装フィルムでの工夫もあります。
一般食品はバリア性フィルムが中心で、脱酸素剤使用時は酸素バリアの高い商品。
乾燥剤使用時は水蒸気バリアの高いフィルム。
紫外線の影響を嫌うものはアルミ箔仕様とか、蒸着とか紙ラミとか印刷とかの工夫をします。
特殊なものは練りこみ或は内面コートで鮮度保持を期待するものがあります。(ストレートに防カビ剤とか、銀イオン系とか、ゼオライトの微粉末とか、セラミックス微粉末とか、各社それぞれです)
青果物機能性フィルムとしてはガス制御と湿気によるカビ対策が中心になると思われます。
〇 追熟制御・ガス制御 エチレン除去 酸素・炭酸ガスコントロール
無機多孔質練り込み それに分解剤を加えたり
微細な穴を工夫したフィルムなど。 単体でバリアの低いフィルムもある。
〇 防曇フィルム 水滴を防止し水蒸気を薄い膜にすることによる微生物の繁殖防止を目的とする。
※元々プラスチック容器の蓋の内側に水蒸気の曇りが出て
中身が見えないとの苦情に、シートメーカーが防曇剤(界面活性剤)
を塗工して膜にしていた。 オーラパック
〇 抗菌フィルム 銀ゼオライト、ヒノキチオール、アリルイソチアネート(ワサパール)などの抗菌性
のある物質を練り込んだり、コートしたフィルム。