コロナに振り回された2020年。収まるどころか、正月明け早々に、緊急事態宣言!伝染病とはもっと恐れなければいけないのに、まるで他人事のような振る舞いの輩がなんと多いことか。100人に一人いれば収まらない。いま日本で、戦時の経験は遠き物語に過ぎず、理由なき我慢に耐えられない人が多勢。政府が法をもって制することは、最後の手段、最後の最後の手段。戦時中ならば、その一人のわがままが国を亡ぼすと、国民同士が注意し合って監視した、悲しい、恐ろしい事態だったと聞いている。自分だけは、と、言う人に誰も注意ができない、できないから法で規制してくれ、怖い話だ。個人の自由を過度に尊重した憲法を、改憲反対する人まで、政府の判断に文句をつけている。規制を強くすれば、また文句、戦争より怖い伝染病は、簡単じゃないんだよ!
戦争より怖いのに、だれもそんなに恐れていない。死者の数が少ないからかも。戦争より怖いことの一つに、雇用があります。不況と言う経済の戦争の時、企業は倒産の嵐になっていきます。銀行の体力もないときに支えることもできません。そんな時、職を失った人たちを救ってきたのが飲食業界です。不況の最中安い外食は必ず発展します。技術のあるものはそれなりに、無いものもそれなりの仕事はあるのです。そして、求職者の吸収力は旺盛です。これが、ウィルスの倒産事情と大きく違う現象です。
人心の変化も大きく違う現象が起きています。看護にかかわる人たちに、「ウィルスをうつすな」と犯罪的発言を許す民力です。努力の限界を超えてなお頑張るのは、職に対する使命感です。耐えられない圧力・疲労を乗り越えるのは応援です。それが逆さであれば「やってられない」ことになります。